シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

【一気に邪気を追い出すことができる!?】6月講座のまとめなど

本日は中医学健康講座@宝塚・芦屋


今回は主に臓腑経絡についてのお話でした。


中医学を学ぶ上での人体観を身につけるためには「気血津液・臓腑経絡・体質」という3点セットでのまとめ方をオススメしています。


臓腑×経絡の関係性が理解できて初めて、人体の生理機能や病理変化を解釈できるようになります。


足臂十一脈灸経、陰陽十一脈灸経など古代文献のご紹介、日常で使えるツボのご紹介など。
歯脈、耳脈、肩脈とかでてきてオモシロかったです。。。


ただ、、、
一言で経絡といっても肺経、大腸経、胃経、脾経、、、???


正式名称(フルネーム)で覚えようとすると、手太陰肺経、手陽明大腸経、足陽明胃経、、、、???っと読むだけで疲れてきます。。。


おおざっぱには、経絡とは頭→足→腹→胸→手→頭→足・・・延々と続く一本の「気の循環ルートの総称」という認識を持つことがおススメです。


◆◆◆
その中から、今回改めて一本の経絡をご紹介します。
胆の経絡(足少陽胆経)です。

そもそも「胆のう」の働きとして、決断力を司っていると考えられています。
胆力=立腰=決断力と覚えます。


胆経の巡りは側頭部~頸部~脇~臀部(お尻)~下肢外側~足先です。
実は腰痛・膝痛と深く関わっています。


その他、不眠、目の疲れ、頭痛、首の痛み、口が苦い、肌の潤い、消化不良、、、なかなか邪気の溜まりやすい経絡といえますね。


特に風邪(風の邪気)が溜まる風池と風市の2か所は要注意です!!
(邪気が溜まるとその場所に触れた際に痛み(圧痛)を感じます)


実は、この2か所の邪気を一気に取り除く簡単な方法があります。
臨床で偶然発見しました。


いくつか方法はありますが、今回は1種類お伝えします。
それは「側頭部を手当てする」ことです。


この場合「手当て」とは、手のひら(もしくは指2-3本)を軽く当てるだけです。

風池と風市の2か所を触ってみて圧痛を感じた場合、側頭部に手(指)を当てること1-2分程度。

圧痛が自然消滅していきます(笑)


なんだか変な話かと思われるかもしれませんが、本当です。
ただ、経絡に正常な巡りが戻ったということ。


嬉しがっているわけでもありません(笑)
経絡という古来の智慧や概念に感謝したいというような気持ちです。
はい。


是非一度お試しください。
もしくは、喜んでお手伝いいたしますので、一度ご体験くださいませ。



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<次回講座のご案内>
日時:7月6日(木)
場所:10時ソリオ宝塚 / 14時芦屋市民センター


<芦屋推拿のご案内>
6月空きがでました。

・6月8日(木)11時
・7月10日(月)10時、11時





追記::::

今回嬉しかったことは、ご参加の方から「一生に一度飲むだけで脳卒中で絶対に倒れない法」を教えていただいたり、また個人的に経絡学習のプリントを作成してそれをプレゼントしていただいたこと。


こういうお気持ちはありがたいです。
最高に嬉しいです。
そしてとても励みになります。


来月もどうぞよろしくお願いします^ ^

初トライっ!雨樋補修作業っ^ ^

ハードワーク@お山な一日。

屋根に登って雨樋の清掃作業などにチャレンジ。



これでもかっちゅうぐらい枯れ木・枯れ葉が溜まってた(^^)


スコップを手に、エッサホッサかき出した。


天気が良くて気持ち良い外作業やったけど、
次第にケツが焼けてまうかと思うぐらいに熱くなってた。


午前中にぶわぁーっと勢いよく作業して、
昼飯時はゆるりと自然の音をBGMにリラックス。


ほんのちょっと昼寝したら体力も回復。



帰り道の夕陽を一人独占していい気分也^ ^

7月健康講座のご案内

7月健康講座のご案内です。
 
今回は主に中医学における発病観について。
 
これまで
①特徴として「整体観・弁証観・恒動観」
②基礎として「気・陰陽・五行」
③人体観として「気血津液・臓腑経絡・体質」をテーマにお話してきました。
 
さて、いよいよですっっ!!
 
これまでの内容を確認しながら、
自分(家族・その他)の体調をみていくうえで重要なキーワードになる、
『病を引き起こす原因とそのメカニズム』について学んでいきます。
 
人は
何か不調を感じたときに、
あの手この手で早いこと快復したいと考えるものです。
 
薬に頼る場合もあるかもしれません。
 
僕自身、過去はそうでした。
毎月のように襲ってくる頭痛がでてきたら、
はいバファリン(笑)
 
でも、約15年前に養生法を知ってから以降は
一回も頭痛に悩まされていません。
 
とても有難いこと。
 
痛みが出なくなったキッカケはいくつか考えられます。
断食体験であったり、食生活の変化やその他呼吸法の習得など。。。
 
様々な養生法(対症療法)を知るもよしだけど、
発病のメカニズムを知ると尚良しでござる。 
 
気になる症状が引き起こされないように準備できるようになるからです。
  
自分なりの養生法を見つけるには、
発病観を知ることが近道になります。
 
ご参加お待ちしております。

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◆日時:①7月6日(木)10時 宝塚ソリオ3-307号

    ②7月6日(木)14時 芦屋市民センター102号
 
◆内容:中医学における発病観(病因と病機)
・病を引き起こす原因と発生のメカニズム
 ①六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)と内臓の関係
 ②七情(喜・怒・思・憂・悲・恐・驚)と内臓の関係
 ③飲食と過労による体調不良
・夏養生として脾胃の疲れ(重だるい・むくみ)を解消する方法
 
自力・他力を問わず、養生を考えるときにおススメの取り組み方などをお伝えします。
 
 
■講師:大場径
 
■参加費:3000円(資料代含)
 
■お問合せ:やくぜん倶楽部
 TEL 090-6751‐7862
  📧  yakuzenclub@gmail.com
 
 

 

【5月健康講座@宝塚・芦屋のご案内】

5月健康講座のご案内です

どうぞよろしくお願いいたします

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健康講座@宝塚

■日時:5月18日(木) 10時-11時30分

■場所:宝塚ソリオ1‐3F (阪急宝塚駅

■内容:内臓と体内時計

五臓と各器官(目・舌・口・鼻・耳)と脳の関係

食品添加物

・日々の疲れを癒す簡単手当て

 

■参加費:3000円(資料代含)

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健康講座@芦屋

■日時:5月18日(木)14時-15時30分

■場所:芦屋市民センター 102号

■内容:中医学の人体観(気血津液・臓腑経絡・体質)

五臓六腑の働き

・内臓と体内時計

食品添加物

 

五臓の働きと各臓器が傷んでいるときの特徴など

 経絡理論は体内時計と交えて考えると理解しやすいです

 

■参加費:3000円(資料代含)

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■ご挨拶
中医学を学ぶのは難しい・・・”

そう感じる方は多いと思います

 

私自身、過去何度も挫折感を味わってきました

その都度、楽しく学ぶきっかけを与えてくれた方々とのご縁があって現在に至ります

 

これまで試行錯誤した結果

どうにか効率よく学びお手伝いができるようになってきました

 

誰でも迷い、悩みながら少しずつ習得していくものだと思います

 

まずは第一歩、是非一度ご体験ください

 

ご参加お待ちしております

 

■お問合せ:やくぜん倶楽部
 TEL 090-6751-7862
  📧  yakuzenclub@gmail.com

【身体は心の器なり!!】生命力にあふれた人間になるには風通しのよい状態にしておくことが大切!?

中医養生や気功を学ぶ健康講座

または健康のご相談をお受けするときなど

常に問いかけるテーマがあります

 

 

それは

「健康とはどんな状態のこと?」

 

 

なんてことないように思えることかもしれませんが

体質改善などを目的に養生法を考えるときには

絶対に必要な通り道になります

 

 

そんな身心の捉え方について

わかりやすく書かれている本に出会いました

龍村仁さんの「地球をつつむ風のように」より

興味深い部分を引用します

 

 

健康や養生を考えるときに

これでよしって思える心身状態とはどんな感じなのか

以下にわかりやすく記されています

 

 

◆引用はじめ◆

人間の生命はガイアの大きな生命の一部分として生かされており

その身体は太陽が与えてくれるエネルギーの通り道だというわけだ

 

 

だから

「器」としての身体を通りのよい「器」に仕上げていくことが

人間としての責務であり教育の原点だ

という考え方だ

 

 

この考え方の根底には

人間のあるべき知性は頭脳に偏重されるべきものではなく

全身体的なものであるという思想がある

 

 

頭脳に情報を詰め込むのが教育なのではなく

逆にできるだけ通りのよい

感受性にすぐれた鋭敏で柔軟な身体を育てることが教育だ

という考え方だ

 

 

身体は心の「器」であり魂の「器」だ

 

 

入ってくるものの大きさや種類

形に合わせて自在に変化できる柔軟な「器」

 

 

その「器」の内側には

どんな些細なことにも敏感に反応できるセンサーが無限に開発されていく

 

 

そんな「器」づくりこそ

成長期の子供たちに与えるべき教育なのだと思う

 

 

繊細で柔軟で空っぽの「器」をつくるとは

好奇心にあふれる人間になる、ということ

 

 

生命力にあふれた人間といってもよい

 

 

そんな「器」は

自分が本気で面白いっ!と思えることに出会ったときの集中力が人一倍すぐれている

◆引用終わり◆

 

 

 

身体は心の器であるという表現がいい感じに響いています

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そもそも

健康という言葉の語源は

中国の古典『易経』に記載されている「健体康心」です

丈夫な身体と安らかな心をもっているということ

 

 

どんな症状・病であれ

引き起こされる原因の50%は心の問題ともいわれています

 

 

自力・他力を問わず

風通しの良い状態にしておくことがキーワードになりますね

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

【指先まで丁寧にほぐすと満足度アップ!?】4月健康講座@ソリオ宝塚の内容など

【4月6日(木)中医学健康講座@ソリオ宝塚】

 

◆テーマ
食品添加物
②体内時計
③手首~肘にかけてのツボ・ほぐしかたなど
操体法の紹介

 

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<病は口から>
身体づくりをするうえで食事は重要なテーマ

口に入るモノを知る意味で食品添加物は避けて通れない

最低限避けるべき10種類等自分でピックアップすることをおススメ

食品添加物毒性テーブルの紹介など

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例)亜硝酸ナトリウムアスパルテーム、カラメル色素、臭素酸カリウム、タール色素、チアベンダゾール、オルトフェニルフェノール、次亜塩素酸ナトリウム、亜硫酸塩、安息香酸ナトリウムサッカリンNa etc

 

 

<内臓と体内時計>
古代中国統一を成し遂げた秦の始皇帝

老いと死への恐怖から不老不死の薬を探し始めた

 

結果何を重視したかといえば「気・血・津液」であった

その気血津液が巡りやすい条件とは!?


・夜は寝ること
・日中は活動的であること
・適度な食事


などの条件が揃うと人は元気になるという当たり前の話

でもその当たり前ができない状態に陥ってしまっている人が多いのも事実

 

知っているけどできない

わかっているのにできない、、、

 

 気をつけないといけないテーマですね

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<手のひら~肘までをほぐす>
【労宮】疲れが溜まりやすいツボ

【合谷】様々な症状に役立つ

【曲池】主に便秘・清熱によし

 

 

手のひらをほぐす際には指先までを細かく刺激すると満足度アップです

丁寧にほぐすと肩~頸部まで心地よさが伝わります

 

 

<特に春先は頸部への強い刺激はNGです>
陽気が上がりやすいタイミングなので頸部が硬い場合はそれ以上陽気が上昇しないように抑えてくれていると考えることもできるからです

 

できれば間接的に頸部をほぐすことをおススメ致します

 

例)
・手のひら~肘を刺激すると頸部がほぐれます
・面部(顔面)を刺激すると頸部がほぐれます
・膝~足先を刺激すると頸部がほぐれます

 

 

操体法の紹介>
偶然同じ時間帯に違うお部屋で操体法のクラスが開催されていました

個人的に操体法の理論が好きなので一部体験&ご紹介させていただきました

自分でできる運動(体操)のアドバイスとしてよく使わせていただいています

 

 

 

次回宝塚は5月18日(木)10時からです
ご参加お待ちしておりますー

 

 

 

 

【アガル、ナガル、ナガラ、、、語源の旅はおもしろい!?】農地「アガル」が伝播して近所の地名に!?

【コトバの起源について】

健康講座では言葉の語源についてお話をすることがあります

よく出るテーマは「気」や「米」です

 

 

日頃興味本位でよく調べるのですが

いつも何かしら面白い発見があります

 

 

今回は古本屋で偶然見つけた本をご紹介します

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『日本語の語源(川崎真治著)』

日本の古代史を深く深く考察されている印象を受けました

講演記録なのですがとても読みやすくわかりやすい内容です

 

 

目次をみると豆泥棒、豆まき、恋愛、生殖器、侍、武士、農民、商人、蛙「父・牡牛」など興味深いものがたくさん並んでいます

 

 

<以下引用>

コトバの発生は同一グループ間の意思伝達のために、それもグループの生命維持の必要上、自然に、あるいは本能的に、その個体のもつ発生器官によって、空中へ、あるいは水中へ放つ音波がコトバのはじまりだったのです。

地球の海にアミーバとかミトコンドリアと呼ばれている生命細胞が誕生したのがいまから約40億年前、ステゴサウルスのような恐竜時代が今から2,3億年前、サル(猿)からヒト(人)へ分枝したのが今から4,5百万年前ーーーですから、ヒトのコトバの起源は、4,5百万年前といえるでしょうね。

<引用終わり>

 

 

今回はその中から「農地」をピックアップします 

 

 

<以下引用>

約5千年前のメソポタミア文明・シュメール語の【農地(アガル)】がナガル、ナガラ、ネゲリなどなどに転じて、インド→インドネシア→タイ→日本に伝播しています。日本ではナガラを長良、長柄、名柄と書いています。いずれも弥生時代、ナガラ川が洪水氾濫し、その水がひいた後の地が「農地」となった水稲耕作地帯でした。 

<引用終わり>

 

 

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今日は息子と近所をチャリ・パトロールしました

 

 

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この辺りの集落は「曲り(まがり)」という名称

 

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凸凹道をえんやこらさ

 

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なんとか抜け出てホッと一息

 

 

この地「曲り(まがり)」も少なからず、というか大いに関係がありそう

メソポタミアって知ってる?

・いまのイラククウェートのあたり

・その左側にエジプトがあってな

・昔は伝えたいことを石に彫ったりして

・そんなこんなで文字と言葉がうまれて

・いろんな国またいで日本語にも関係あるんよ

 

 

そんな歴史のロマンを息子に熱弁してみたけど

 

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全く興味を示すこともなく

「へぇ、そうなんや・・・ほないこか」やて

 

 

 

 

 

ち、ちくしょう(^^)

 

 

戦国時代もいいけど

古代史もよろしくね(笑)