オリゴ糖とは・・・
ブドウ糖や果糖など
単糖類が2~10個程度結合したものの総称。
天然の動植物に存在するオリゴ糖は、
*マルトース
*トレハロースなどがあげられる。
・腸内の余分なコレステロールや胆汁酸を吸収して排泄する働き
・腸内のビフィズス菌などの腸内善玉菌の増加作用、
・血中コレステロール減少、
・肝機能の向上、
・虫歯予防、
・便秘解消、
・血糖値の正常化作用などの効果が期待できる。
◇オリゴとは、ギリシア語で「少ない」を意味し、「少糖類(しょうとうるい)」とも呼ばれる。
食品に添加されているオリゴ糖には、主に以下のようなものがある。
【以下、参照】
・フラクトオリゴ糖
ショ糖に1~3個の果糖が結合したもの。
消化酵素で分解されにくく、低カロリー甘味料として用いられる。
腸内環境を整える効果を持つほか、虫歯になりにくい甘味料としても知られている。
フラクトオリゴ糖を多く含む食品として、にんにくやごぼう、アスパラガスなどがある。
・イソマルトオリゴ糖
主にグルコース(ブドウ糖)を構成糖とするオリゴ糖の一種です。
腸内環境を整える効果を持ち、免疫力の向上にも役立ちます。
また熱や酸に強く、防腐作用もあります。食品に旨みやコクを与えます。
また防腐作用があるため、保存食に適しています。
イソマルトオリゴ糖を多く含む食品として、はちみつや味噌、醤油などがあります。
・ガラクトオリゴ糖
2~6個の糖が結合したものを指すことが多く、
腸内環境を整える効果を持ち、たんぱく質の消化、吸収をサポートします。
また、ミネラルの吸収を促進する働きもあるといわれています。
ガラクトオリゴ糖は母乳に多く含まれています。
・大豆オリゴ糖
大豆に含まれる各種オリゴ糖の総称。
甘みは砂糖の70%程度で、カロリーは50%程度。
熱や酸に強く、他のオリゴ糖よりも少量で腸内善玉菌の増殖を促進させるといった特徴があります。
・その他
ショ糖、麦芽糖などがあります。
【詳細メモ】
*スクロース*
糖の一種であり、砂糖の主成分。
ブドウ糖と果糖が結合して生成されています。
*ラクトース*
乳糖とも呼ばれる糖の一種。
母乳や牛乳などに含まれています。
*マルトース*
麦芽糖とも呼ばれる水飴の主成分。
*トレハロース*
グルコースからできた糖の一種。
高い保水力を持つため、化粧品や食品に使用されています。