シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

そのむくみ、そもそもの原因「痰飲」を知るべし

中医学における痰飲について、、、

 
痰飲はなかなか想像以上に身体を蝕みます。
 
 
まずは「痰と飲」の2種(+1種)に分けて考えるところから始まります。
 
痰・・・粘りのあるもの
飲・・・さらっとしたもの
水・・・さらに薄いもの
 
また以下2種の言葉が内臓と痰飲の関係を良く表しています。
1)脾為生痰之源(五行の土、滋養・稼穡)
2)肺為貯痰之器(五行の金、粛殺・従革)
 
それから、こんな言葉も残っています。
 
「怪病多痰」
原因不明の病など、大方重症には当てはまる考え方。
 
ただ、怪病多瘀という言葉もあるので、
要は瘀血と痰飲が全ての病因ということを先ず認識せねば。
ですね。
 
 
ついでに、、、
以下のような言葉も印象深いです。
 
『宋史』
「世の中の命に関わるような病気は、 
痰涎によるものが極めて多い。
世の医者は痰証を患った病人をみても 
これを診断できず、
診断できても治療ができない。
それが故に天寿を全うせずして亡くなった人は枚挙にいとまがない」
 
 
『雑病源流犀燭』には、、、
「生まれたばかりの赤ん坊から老人まで、
人は常に痰の危険にさらされている。
痰はすべて脾から生じる・・・
痰はその流れを推測するのが難しく、
上は頭頂部から下は湧泉まで人を害する。
気にしたがって昇降し
全身いたるところに現れる。
五臓六腑も例外ではない」とあります。
 
 
また、
「類証治裁」という本に痰飲についてわかりやすい一文が記載されています。
痰飲は人が虚するところ、どこにでも現れる。。。
肺・・・咳
胃・・・嘔
心・・・悸
頭・・・眩
背・・・冷
胸・・・痞(つかえ、痛み)
腹・・・脹
腸・・・瀉
経絡・・・腫
四肢・・・痺
 
 
痰飲、、、、
現代医学においても
病因の一つとして強い存在感があることを知っておきたい。
 
脳血管障害、失語、半身不随、
精神分裂病、血管神経性頭痛、内耳性めまい
神経症、のどの閉塞感、
 
上記などは中医弁証において
病因を痰とし、治療効果を上げています。
 
■内治では
まず思い浮かぶのはやっぱりハトムギ
 
ハトムギ茶よし、お米と一緒に炊くもよし。
 
とあるショップで教わったことですが、
ハトムギの玄麦粉が一番水出しに役立つとのこと。
 
■外治では
足三里と豊隆のセット
または陰陵泉など。
 

 

 

 
もう一つ、
実は一番のオススメは吸い玉療法。
 
背骨の真上に3〜4個並べて置く。
これだけ。
 

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   ↑は吸い玉療法のイメージです。
 
通常、背中にまんべんなく置くようにしています。
 
 
背中ってやつは、、、、
嬉しいときも、悲しいときも、
腹立つときも、やりきれないときも、、、
 
適度な刺激であれば、
どんなときでも身体が喜ぶポイントなんですね。
 
 
 
是非一度お試しください。