シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

陰陽説

陰陽について、要約。

中医学を学ぶことにおいて、とても重要なテーマ。

教科書、雑誌他、本質的には変わらないけど、それぞれ説明の仕方が違う。

自宅にある本をパッと見比べて、本日の気分に合うものをピックアップ。

以下は、【東洋医学の仕組みと治療法がわかる本・丁宗鐵先生】より。

常に入れ替わり、変化する

陰陽説は、全宇宙に存在するものすべてを陰と陽に分け、

対立する関係であると考える古代中国思想の中心を成すものです。

1日のうち、昼間は陽ですが、夜になると陰となり、陰陽が毎日入れ替わります。

1日の行動は、活動しているときが陽、睡眠中が陰となります。

つまり、陰陽は単に対立するものではなく、一定のリズムで入れ替わり、バランスを取っています。

私たちのカラダのなかにも陰陽は存在します。

五臓は陰で、六腑は陽、お腹は陰で背中は陽です。

人間も、子供のころは陽が強いのですが、歳を取るにつれて陰に変化します。

中医学では、常に体内で変化する陰陽のバランスが崩れたときに病気が起こると考えます。

ただし、一度陰や陽とされたものが、ずっとその状態であることはありません。

磁石をS極とN極に分けても、さらにその両側にS極とN極が生まれるように、

陰と陽は固定してとどまっているのではなく、時と場所、関係性に応じて常に変化します。