シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

【経絡とは身体の状態に変化をもたらすルート!?】推拿クラスの振り返り

推拿クラス@上海中医薬大学附属日本校
テーマ:経絡学説

今回、セミナー資料を見直していてふと感じたことがありました。

それは
整体観・気の生理機能・気の分類
の3点をアウトプットできるようになってから
経絡理論を学ぶといいのではないかということです。

僕自身、学生だったときに
「気の生理機能とは?」「気の分類って?」と問われると、
恥ずかしながら知ってはいるけどスッと口から出てこない
ということが何度かありました。

そんな想いもあって、気の話から始まりました。
とくに気の分類が理解できると
中医学の中心は五臓でありことがよくわかりますね。

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そうそう
気の分類をお話していると
営気がでてきます。

営がでてくると
営と栄の違いが思い浮かんで
毎度少し脱線してしまいます。

営養と栄養の違いですね。

食養生という言葉から営養が生まれ
のちに栄養に変わった歴史があります。

営なむ
栄える

意味がえらく変わってしまいますね。

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さて、経絡理論ですが
・気血津液の巡るルートである
・体のいたるところに分布している
・各臓腑器官、皮膚、筋肉、骨などを結び付ける
といったキーワードから


身体の状態に変化をもたらすルートである
という言葉を思いつきました

体と身体も使い分けします
また脱線か、、、笑

身体は肉体と精神のこと
なので、経絡は感情も運ぶと捉えます。

正経十二経脈
任脈と督脈
基本的にはこれら14本のルートを学びます。 

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実技では最初に
米枕を使って揉法と一指禅

次に
前腕部~指先にかけて
丁寧にほぐす練習をしました。

また個人的にとても重要視している
督脈についてポイントを共有しました。

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重要だと感じる理由は
監督という名称から理解できますね。
人体をマネジメントしていると考えます。

その督脈
滞りやすい部位が3つあります。
・後頭部
・けんびき(肩甲骨)
仙骨

これらの部位に手をあててみて
押す、つねる、なでるなどしながら
痛みや浮腫みに個人差があることを学びます。

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その後ベットに仰向けに寝て
足少陽胆経への施術を練習しました。

といっても
側頭部へ軽く指をあてるだけ。
誰でもできるかんたん施術です。

1-2分程度指を柔らかくあてているだけなのに
不思議と下肢に血流が漲ります。

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身体に異変を感じる
何らかの施しを実践する。

得手称心、法随機変
手と心が自由自在になれば
何をするかはその時に咄嗟に思いつくもの。

懐かしい名言を思い出す一日となりました。