おはようございます。
本日は中医学探究講座で活用している学習法をご紹介します。
これは私自身が過去学んでは忘れ、覚えては忘れ、、、という苦い経験を繰り返しているうちに辿り着いたマンダラチャート式の学習法です。
マンダラチャートとは、密教「曼荼羅」の絵図を活用したフレームワークです。紙面に縦3×横3=9マスの枠を書き、中心マスにテーマを記入します。次ぎにそのテーマに沿った要素を、順良く周りの8マスに記入していきます。
私にとっては、これが「自分が学ぶべき基礎理論の目次=大項目」となり、大きな勇気を得ました。なぜなら、この8つの項目は大雑把ではありますが、歴史認識というスタートから、理論構築のステップを経て、日常における養生というゴールまで、一本の線で結ばれたように感じられたからです。
大項目の次ぎは中項目を作ります。こちらもマンダラ形式で8つの要素を絞り出します。最初のうちは8つの項目を集めることに戸惑いますが、徐々に慣れていきます。むしろ、その過程で自分の興味、関心がどのあたりにあるのか気づくことがあってオモシロイです。
一言に歴史といっても、中国だけでなくギリシャやローマ、インド、チベット、もちろん日本についても、様々な国について知識が増えると益々面白くなりますね。
他の項目についても同様に、8つずつ要素を集めると合計64個の中項目が出来上がります。
ここまでくると、一見情報量が多すぎるように感じられますが、実は意外とスッキリおさまっています。
このようにして一枚の用紙に情報がまとまると、すべてを一度に見渡せる視点ができて大助かりです。必要最小限の情報を、なるべく小分けに分解した状態でインプットし、何度も反復学習する。この流れがちょうど良いと感じています。
【分解と反復】で基礎知識の土台を作る。
この学習法の魅力だと思います。
その後、講座で話す内容、施術時のアドバイスなど、場面に応じて自在にアウトプットできています。
世の中を見渡せば、他にも魅力のある学習法があると思います。これからもアンテナを張りつつ、学びを深めていきたいです。