おはようございます
先日
東京の健康教室にてお話させてもらった内容です
中医学・気功における感情の捉え方です
意外に好評でした
僕は基本的に・・・
「あっち」があれば、「こっち」があるという考え方ですので
一つを二つに分けて捉えていきます
体幹は胸部と腹部に分けられるので・・・
ポジティブな感情は胸に溜まり
ネガティブな感情はお腹に溜まる
というふうに分けてみました。
日々
いろんな出来事がある中で
「お腹を大切にすると、心身が丈夫になるよ」というおはなしです。
まず
感情を「内向きの性質」と「外向きの性質」に分けて考えます
■内向きの感情とは
つらいこと
嫌なこと
しんどいこと
ショックなこと
苦しいこと
悲しいことなど・・・
ネガティブな感情と捉えます
■外向きの感情とは
嬉しいこと
喜ばしいこと
楽しいこと
ワクワクすること・・・
ポジティブな感情と捉えます
この2つの感情を
「硬い・柔らかい」
「縮む・拡がる」
「溜まる・消える」など
あえて相反する形容を加えて考えてみました
すると
■ネガティブな感情には
「硬い・収縮・凝縮・溜まる」といった性質が当てはまり
■ポジティブな感情には
「柔らかい・拡がる・消える」という性質が当てはまりました
そしてそれぞれ
無意識のうちに
一方のネガティブな感情は重くなったり
硬くなったりして沈んでいくイメージ
もう一方のポジティブな感情は
軽く拡がって消えてしまうイメージになります
どうしても
ネガティブな感情のほうが残りやすい
溜まりやすい性質なので
質量的に考えて全体の70~80%を占めているように思います
なので
ポジティブな感情は胸部に約20%溜まり
ネガティブな感情は腹部に約80%溜まる
と考えます
問題意識は腹部に溜まるネガティブな感情です
・ネガティブな感情は解消できるのか?
・ネガティブな感情が溜まらないようにできるのか?
できます
方法はたくさんあります
中医学における気功学、養生学といった概念ですと
人体之三宝である「精・気・神」を調養することが答えになるかもしれません
中医学では気功の実践がひとつの答えになります
調身(姿勢)・調息(呼吸)・調心(意念)の原則に沿って
内気のコントロールを心がけます
お腹(胃腸)の負担を軽減しようと考えると
まずは食事の制限や断食が思いつくかもしれませんね
それも大切だと思います
個人的には
どんな症状があっても
「普段の暮らしを調えること」をアドバイスとさせてもらっています
様々な養生法の中でも
特に呼吸法の実践が一番のオススメです
臥式(仰向けに寝た状態)や座位で行います
呼吸法を練習して、
想念をクリアーにできるといいですね
呼吸法には、たくさんの種類があります
まずは、自分一人でも確実に実践できる方法を探すことから始まりますね
心身の健康は動静一如といいます
「心を安らかに静めて、体はどこまでも使い続ける」
ということ
近頃は反対に
「心が常に揺れていて、体がおとなしくなっている」ように感じられます
◆オススメ◆
・自分で実践できる呼吸法探し
・お腹を大切に扱ってみようと思う意識
・思い切って体を動かしてみようっと思う意識
お腹を大切にすると
力強い血液を作ることができるから
心身が丈夫になるよ
まずは動いてみないと何も見えてきませんものね
コツはこつこつ自分らしくです