シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

【病因を語るには五行説を知るべし!?】7月健康講座まとめ

【7月中医学健康講座@宝塚・芦屋のまとめ】

 

 

今月のテーマは「④発病観(病因・病機)」

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「病因」について

・病因⇋病を引き起こす原因⇋三因(内因・外因・不内外因)

 

 

【今回のゴールイメージ】

講座内で集めた情報を自分なりにinterpret(解釈)して、自らの言葉で表現できるようになること。

 

 

病因を語るには、五行学説の理解がカギになります。

ということで、空欄の五行配当表を配布して穴埋めをしながらお話をすすめていきました。

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さて、この五行学説。

誰しも一度は目にしたことがあるかもしれません。

また、勉強したことあるでぇー!っていう人もたくさんいると思います。

 

 

でも、果たして空欄を全てスラスラと正しく埋めることができるかというと、、、これが意外に難しいものなんです!!

 

 

そもそも、わざわざ書かなくてもいいんとちゃうの?という疑問も出てくるかもしれません。

 

 

でも、理解できているかどうかは「無理なく人に伝えることができるかどうか⁉️」で判断できるものだと思います。

 

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今回は一通り空欄を埋めたあと、二人組になって健康相談体験会をしました。

 

 

テーマは会場によって違いますが、本日出たお題は

①浮腫み、②不眠、③こむらがえり、④ストレスの4種類。

 

 

あくまで、五行配当表を参考に症状が発生した要因を探したり、五臓その他各器官の機能状態を確認したりしながら、養生法を模索するという流れを体験しました。

 

 

皆さんがお話しているのを聞きながら、やっぱり実践はおもしろいなぁ!っと感じました。

 

 

一旦、話し始めるとアッという間に時間が過ぎるもの。

 

 

気が付くと終わりの時間になってしまって、病機には辿り着けずでした。

 

 

次回8月も引き続き「発病観(病因・病機)」についてお話いたします。

 

 

ご参加お待ちしております!!

 

 

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<講座のご案内>

・8月3日(木)10時 宝塚ソリオ

・8月3日(木)14時 芦屋市民センター

 

 

 

 

 

 

【拠り所はやっぱり・・・!?】中医発病観(病因・病機)を考えるの巻

7月講座のテーマ「発病観(病因・病機)」用にあれこれ調べているうちに、辿り着いたのは結局教科書とこの分厚い本やった。

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「拠り所は常に教科書」ということを再認識しましたっ(笑)

 

 

以下、中国医学の歴史(東洋学術出版社)より引用

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p342 病因学

中医病因学のいわゆる三因説(内因・外因・不内外因)は『内経(BC475-221)』に始まり、『金匱要略(AC200-210傷寒雑病論のダイジェスト版ともいわれる)』でその基礎が築かれた。そして宋代の『三因極一病証論(略称・三因方)』に至り、始めて病因学説として確立し、中医理論体系のなかに位置づけられるようになった。

 

『三因方』1174年に18巻の書物として出版され、またの名を『三因極一病原論枠』とも称する。本書は「三因に分かち別れ、一治に帰す」より命名されたもので、「医事の要、三因を出ることなし」との認識に基づき、三因を病証と結び合わせて詳細に論述した。すなわち複雑な病因を内因・外因・不内外因の三つに分類したのである。

 

そして、内因とは喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七情であり、外因とは寒・暑・燥・湿・風・熱の六淫と瘟疫(おんえき)の気(急性伝染病の病原体)であり、不内外因には食餌の不摂生・獣や虫による咬傷・切り傷・打撲骨折などが含まれる。

 

七情は「まず臓腑より鬱が発し、外は肢体に形(あらわ)る」ゆえに内因とする。六淫は「まず経絡より流入し、臓腑に内合す」るゆえに外因とする。「飽食と飢餓」のような極端な食生活などは「通常の状態に反している」ことから不内外因とするのである。

 

これらの病を引き起こす要因は、それ単独で発現することもあれば、いくつかが重なって発病に至ることもあり、それらを完全に分けてしまうことはできない。このため弁証施治が目指すものの一つに、証を審らかに観察して病因を求めるということ、すなわち「審証求因」がある。

 

(中略)

 

この時期、痰飲・瘀血などの病因についても研究が進み、例えば、『丹溪心法』では、「痰はこれ物なり、気に随い昇降し。到らざるところなし」と、痰飲は多種の疾病を発生させるものとして認識され、劉完素も積飲留飲(※)は湿が消えないことから生ずるとの考えを提起している。これらはすべて宋・金・元の時代においての病因学が発展し進歩したことを示すものである。

 

 

積飲留飲

四肢関節の痛み、口の渇き、背中の冷感を引き起こす長期に停留した痰飲のこと。

 

引用終わり

 

 

今回、参考図書などに目を通して新鮮だったキーワードは「内傷なければ、外邪入らず」という言葉です。

 

 

内傷⇋内因⇋七情⇋喜・怒・憂・思・悲・恐・驚⇋感情

 

 

感情をある程度制御することができれば、正気(免疫力・抵抗力)によって邪気を跳ね返すことができるということ。

 

感情=七情とくれば、内臓との関わりを知るべし。

つまり五行説を理解しなければならない。

 

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よし、7月の講座は五行と病因・病機を交えてワークショップ・スタイルでいこ。

 

 

ゴールイメージは、講座内で集めた情報を自分なりにinterpret(解釈)して、自らの言葉で表現できるようになること。

 

 

中医基礎理論はどのテーマも深堀りすればするほど面白いものです。

楽しい講座になりますように~っ(笑)

 

 

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 <講座のご案内>

・7月6日(木) 10時 ソリオ宝塚

・7月6日(木) 14時 芦屋市民センター

 

・8月3日(木) 10時 ソリオ宝塚

・8月3日(木) 14時 芦屋市民センター

 

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<芦屋推拿のご案内>

・7月3日(月)14時に空きがでました。

 

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<自宅・出張推拿のご案内>

只今、いろんな地域のところからご依頼を頂戴しています。

車で走れる範囲でしたらどこでも向かいます。

そのうちは海外へも・・・!?

うそです。

 

 

 

 

 

【どうしても聴きたくなった!?】今夜は柿色の月が・・・

有山さんとバンバンの嬉しいコラボ。

おススメは10:00からの「今夜は柿色の月が」ですっ。

 

20代のころやったか、とにかく聴きこんで必死にコピーしてた。

www.youtube.com

 

バンバンの音もやっぱりええ。

 

こうやって聴いてると

またギター弾きたくなるな~。

 

 

 

 

 

 

【何かを身につけるには体験ありき!?】思い出したtimescapeという言葉

【the timescape】

その瞬間×その場所に生み出されるモノのこと。


先日友達との会話中にふと思い出した。


20年ほど前のものなのにデータが残ってた!
ありがたい!!


人と場所、タイミングのことなので、確かどの分野においても同じことのつもりで作ったデータ。


何もわざわざ英語で書かなくても良いのにって自分でも突っ込んでしまうけど、実は日本語→英語→日本語の順に言葉をinterpret(解釈)するとストンと腹に落ちることがある。


改めて現在の仕事に活かしてみようと決意!


If you listen, you forget about it.

Once you watch, you remember it.

When you act something, you understand that.


聞くだけでは忘れる。
見たら覚える。
でも、体験したら理解できるんだよ。


何かを身につけるには体験ありきと信じて活動してきたはず。


も一回勉強します^ ^

施術料金のご案内

私は、推拿療法(古来より伝わる中国固有の手技療法。初めは按摩と呼ばれる)を中心に、中医学の養生思想をベースとした施術・健康指導を行っています。
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上海中医薬大学附属龍華医院にて 2011年5月

日本の伝統的な自然療法についても、
よいと思われるものは積極的に取り入れています。


これまでの臨床経験や呼吸法・断食・食事療法などの体験を通して感じることは、
【気というものが、その人の生き方すべてに関わっている】
【人体に起こる様々な症状の根本原因は、その人の価値観に繋がる】

ということです。


気とは命(いのち)そのもの。
多くの先人たちのおかげで、いまの私たちが存在していることを大切に感じたいですね。


価値観とは、まず親に学び、地域活動や社会経験などを通して独自に構築されていくもの。
その人の具体的な行動となり、ライフスタイルや生き様となって現れます。


これらのキーワードを結びつけて、
まずは独自の健康観を明確にすることをお勧めいたします。


過去、各種健康法や養生法などを探究していくうちに
人以天地之気生、四時之法也という言葉に出会いました。


人は天地の気の中に生きていて、自然界の法則に従って成長する。
四季に応じた暮らしを実践することが健康維持や生命力強化に繋がるという意味です。
知れば知るほど基本に還っていくものだと痛感しました。


以降、老若男女何方に対しても
飲食、運動、想念、睡眠、排泄など
日々の暮らしを調えることが健康生活への近道だと確信しています。


私は個人が持つ治る力を信じています。
これまで培ってきた経験を活かして、皆様の健康生活への第一歩をお手伝いいたします。


<施術料金のご案内>
 ・推拿療法 40分 5,500円(税込)
       60分 8,250円(税込)
       80分 11,000円(税込)
 ※吸玉を併せてご利用の場合、別途1,100円頂戴いたします。
 ※施術時間は目安です。時間に余裕をもってご利用くださいますようお願いします。

⇩推拿療法紹介    
amigo330.hatenablog.com

⇩吸玉療法紹介
amigo330.hatenablog.com

お問合せ・ご相談などございましたら下記までご連絡願います。

mail : yakuzenclub@gmail.com

【どんな症状も半分は心の問題と心得る!?】推拿デーに思うこと

毎度楽しみの多い推拿day


本日は健康生活への第一歩として
よくお伝えしていることをご紹介させていただきます


それは「どんな病・症状でも半分は心の問題と心得る」です


★心⇋気持ち⇋感情


”身体の中はみんなつながっている”
鏡に映る自分の姿はすべて体内を反映しています


自然界と同じ原理で
「いい根っこがあれば丈夫に育つ」ということ


その根っこに当てはまるのは
・生活習慣(飲食、運動、睡眠、排泄)
・自然現象(日光、雨風、土、水)


生活習慣や自然現象の影響を受けて
人の感情が生まれます


健康とは健体康心
丈夫な身体と安らかな心の状態を表現しています


身心一如なので
相互関係は当たり前


そして
・心が身体を動かしている
・身体が心を動かしている


どっちが先やろ?と考えてみる


口に出してみたらよくわかります
”心が身体を動かしている”ほうに軍配が上がります


なのでまずは
心を養うことに取り組みたいもの


肩の力を抜いて
頭のモヤモヤを溶かしてしまって
胸をスーっと軽くしたい


そうしているうちに
身体が勝手に解決策を見出して
ポジティブな活動がはじまります


そんなことを
ずっと言い続けてきています


または
そういうモードに入れるように
お手伝いしています


そんなこといいながら、、、
私自身も疲れが溜まると
目や肩や手首・背中・腰など、、、
どこかしら不調のサインがでます


その都度
身心に向き合って調整をはかります


一人でやってみて不十分の場合は
他者にヘルプを乞います


他者というのは誰のことか
施術云々ではなく気持ちがスッキリするためには?という意味合いです


一緒に過ごして気が和む方がベストですね


当たり前のことかもしれませんが
実はこの当たり前に無理が生じている方が多いもの事実です


どんな内容であれ
次に繋がれば良しとする


そんな心持ちになるお手伝いをさせていただきます
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【小さな告知】
この度、自宅でも施術を始めることにいたしました

【施術のご案内@三田の自宅】
●推拿療法 1回8,500円(90分)
●吸玉療法 1回5,000円(40分)

✳︎施術内容の詳細・問合せは以下までお気軽にご連絡ください

mail : yakuzenclub@gmail.com

どうぞよろしくお願いいたします

太陽を追いかけて自然の営みを知る!

6月って何かと忙しくなる時期。

まだまだ不慣れな畑仕事もたくさんあるし、何よりわんぱく娘の誕生日があるわけで。

あんなに小さかった娘も4歳になっちゃった。

でも、、、
先をいく息子は今年は11歳になるで!

ケーキの写真を撮ろうと思ってたら
下からぷにゅ〜っと出てきやがった^ ^


同じく親の我々も同じぶんだけ歳をとってるのに、あまりに実感がない。

正確には気づいていないということ。

これ問題かもしれん^ ^




仕事帰りに視た景色。
いつからか、自然界の微妙な変化を知りたいと思うようになりました。

その意味で存在感のある太陽を追いかけることを楽しんでいます。


暑いのも寒いのも苦手って感じる時もあるけど、やり過ごしたらなんとかなってるのもホンマのこと。


早いものでそろそろ夏至がやってくる。

夏を楽しまにゃ^ ^