【コトバの起源について】
健康講座では言葉の語源についてお話をすることがあります
よく出るテーマは「気」や「米」です
日頃興味本位でよく調べるのですが
いつも何かしら面白い発見があります
今回は古本屋で偶然見つけた本をご紹介します
『日本語の語源(川崎真治著)』
日本の古代史を深く深く考察されている印象を受けました
講演記録なのですがとても読みやすくわかりやすい内容です
目次をみると豆泥棒、豆まき、恋愛、生殖器、侍、武士、農民、商人、蛙「父・牡牛」など興味深いものがたくさん並んでいます
<以下引用>
コトバの発生は同一グループ間の意思伝達のために、それもグループの生命維持の必要上、自然に、あるいは本能的に、その個体のもつ発生器官によって、空中へ、あるいは水中へ放つ音波がコトバのはじまりだったのです。
地球の海にアミーバとかミトコンドリアと呼ばれている生命細胞が誕生したのがいまから約40億年前、ステゴサウルスのような恐竜時代が今から2,3億年前、サル(猿)からヒト(人)へ分枝したのが今から4,5百万年前ーーーですから、ヒトのコトバの起源は、4,5百万年前といえるでしょうね。
<引用終わり>
今回はその中から「農地」をピックアップします
<以下引用>
約5千年前のメソポタミア文明・シュメール語の【農地(アガル)】がナガル、ナガラ、ネゲリなどなどに転じて、インド→インドネシア→タイ→日本に伝播しています。日本ではナガラを長良、長柄、名柄と書いています。いずれも弥生時代、ナガラ川が洪水氾濫し、その水がひいた後の地が「農地」となった水稲耕作地帯でした。
<引用終わり>
今日は息子と近所をチャリ・パトロールしました
この辺りの集落は「曲り(まがり)」という名称
凸凹道をえんやこらさ
なんとか抜け出てホッと一息
この地「曲り(まがり)」も少なからず、というか大いに関係がありそう
・メソポタミアって知ってる?
・その左側にエジプトがあってな
・昔は伝えたいことを石に彫ったりして
・そんなこんなで文字と言葉がうまれて
・いろんな国またいで日本語にも関係あるんよ
そんな歴史のロマンを息子に熱弁してみたけど
全く興味を示すこともなく
「へぇ、そうなんや・・・ほないこか」やて
ち、ちくしょう(^^)
戦国時代もいいけど
古代史もよろしくね(笑)