シンプルなカラダづくりを考える

中医×探究思考÷畑で過ごす日々

人に贈れる最大の贈り物はよい思い出!?朝一読書で見つけたよい言葉

おはようございます。

朝一番に読書をしていて、これは良い!と感じたものを記録しておきます。

以下引用

哲学者の今道友信は『人生の贈り物』(かまくら春秋社)の中で哲学者のガブリエル・マルセルとの別れの場面を回想している。

 

今道がフランスでの留学を終えて日本に戻る少し前に、マルセルが問いかけた。

 

ムッシュ・イマミチ、これからは君を会えなくなるけれども、人間が他の人間に贈ることのできる最大の贈り物は何だと思いますか」。今道は思いつくままいろいろと挙げたが、どれもマルセルは違うと言う。

 

そしてマルセルは言った。

「人間が人間に贈る最大の贈り物、それは『よい思い出』です。どれほど立派な品物でもいつかは壊れます。壊れなくても色が褪せてしまいます。でも、よい思い出は一生かわることはありません。壊れることもなければ色褪せることもない。一生続きます。そしてそれを君が語り継いでいけば、その次ぎの世代の心にも残るでしょう。よい思い出を人からもらうようにしなさい。それと同時に、よい思い出を人に与えるような人間になりなさい」

 

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「思い出」を「考え方」に置き換えてみてもいい。よい物は壊れるけど、よい考えは壊れない。よい物は色褪せるけど、よい考えは色褪せない。よい考えを語り継げば、その次ぎの世代の心に残る。

 

以上、ものの見方が変わる座右の寓話より

 


実は、昨日「アベコベさん」の原書を注文したばかり。最後のページにある「いろんな人がいるんだよ」という言葉にとても感動して、原文ではどのように表現されているのか興味を持ちました。

 

いろんな人がいて、いろんな考え方がある

よい思い出をもらい、よい思い出をあたえる

 

『人に贈れる最大の贈り物はよい思い出』

 

よい言葉で出会えました。

 

朝一読書、続けてみます。

都道府県名ワークで「頭の整理→分解と反復」を身につける!?

本日は推拿練習会。

まずはカフェに集合して、近況シェアリングからスタートしました。笑い話では心の底から笑い、真面目な話にはきちんと耳を傾けます。お互いに聞き上手になれる関係性って本当に有り難いです。

 

練習の前に、日本地図を使って都道府県名ワークを行いました。日本では、もはや地理学習は非常にやせっぽっちな科目になっています。

 

実は、未だ100点満点を取った方に出会えていません。大人になってからでも遅くはありません。今後も興味を持って取り組みたい分野です。

 

【分解と反復】

 

一気に47の都道府県名を眺めるとプレッシャーを感じますが、小分けにして、一つずつ覚えていくようにすれば大丈夫。あとは反復学習すれば良し。

手技練習が主な目的の集まりですが、「頭の整理→分解と反復」の習慣を身につけるために、あの手この手でいろんなワークを取り入れています。

 

次回はどんなワークを思いつくのか、私自身も楽しみです。

 

以下、練習会での動画です。

youtube.com

youtube.com

 

小さな集いだけど、リアル発信できる場は有り難い!?

本日は東洋医学のおはなし会でした。

テーマは気功学。

中医の歴史は長く、広大な土地において、至る所で数々の生活術が生まれたことでしょう。それらのなかにある養生法のひとつを「気功」という言葉にまとめたことって、実はものすごく思い切りの良い、大きな出来事なのかなぁと感じています。

 

理論上、あくまで全体的機能改善を主目的とした自己身心鍛錬法とされています。古代は導引按蹻、呼吸吐納法とも呼ばれていました。調身・調息・調心の三調原則に則り、日々行うことが重要です。

 

今回は資料作りをしていて、「本人の心構えが重要」という言葉に出会いました。ここに価値あり、というのが正直な感想です。

 

少人数で開催している小さな集いですが、自分が大事にしていることをリアルに発信できる場と考えると、やはり有り難い機会です。

 

帰り際、古本ではありますが、中医臨床本を50冊ほどいただきました。

 

いつ読めるのか、どこに置こうか、考えないと、、、

 

 

 

中国気功学を読み返して見つけた気功の真髄!?

おはようございます。

本日は立春ですね。娘と外出予定ですが、その前におはなし会用の資料作りをしています。

 

今回のテーマは「気功」なので、いつも通りキーワードの「精気神」について書き出します。ある程度のボリュームで言葉たちが出揃いますが、何だか不十分に感じられたので本棚をチェックしました。

 

奥のほうに「中国気功学」を見つけて、これだ!っと思って読み返しました。

本を読んで興味を持ったポイントが2つあります。

 

1.精気神

聚精 精を聚める(あつめる)

養気 気を養う

存神 神を存つ(たもつ)

 

2.気功の特徴

気功は自己鍛錬であることから、本人の心構えが非常に重要なポイントになる。

<中略>

気功の方法自体は、マスターするのにそれほど難しいことはないが、段階をふまえて行うべきであって、焦ってはいけない。また短期間で全面的にマスターできるとか、身体を強壮にして、疾病を治すことができると思ってはならない。よりよさそうなものに目移りしてあれこれと手を出すのは、結局損である。練習を習慣づけ、三日坊主ではなくひとつのものを忍耐強く恒常的に続けるようにすべきである。

 

以上、中国気功学より

 

聚精、養気、存神の3つ、それから「本人の心構えが非常に重要なポイントになる」はとても心に響きました。

 

身近にある本を読み返すだけで、新しい情報に出会えた気分です。

 

【知識は本から】

 

言ったこと、聞いたことでも何でも忘れっぽい私にとって、非常に頼もしい言葉です。

 

 

「整理と実践」までたどり着けるようお手伝い!?

知識は本から。

『内経』は、「精・気・神」を人身の三つの宝とみなしている。
なかでも、「精」は人体を構成し、生命活動を維持する基本的な物質である。

人体の発育・成長・老化・死去はみな、腎中の精気の盛衰と深く関わっている。

以上、中国医学の歴史より

日頃の活動において、健康情報を共有するだけでなく、
「整理と実践」までたどり着けるようお手伝いすることを頭に置いています。
これは健康相談の時でも同様です。
状態をお聞きしながらメモを取り、
できる範囲でアドバイスをお伝えします。

大事なのはその先で、
ご相談者自ら「わかったこと、実践できること」
を書いていただくようにしています。

東洋医学のおはなし会◆
日時:2/6(月)13:30-15:00
場所:モダナークカフェ
テーマ:気功「精気神を学ぶ」
参加費:1500円
 
よろしければお越しください。

学びの極意はやはり【分解と反復】で決まり!?施術会と実技講習の振り返り

本日は芦屋施術会&実技講習の一日でした。

 

施術会は毎月定期的に開催しています。もともと、おはなし会や健康講座に来ていただいたお客様向けに始めました。現在は、お客様のご紹介を通してご利用いただいている方もいらっしゃいます。

 

固定店舗を持たずに活動していますので、みなさまより事前予約を頂戴して、日時・人数を見合わせて、開催決定とさせていただいています。

 

人は誰しも「自分のことは、わかっているようで実はあまり見えていない」ということがよくあります。定期的に健康指導させていただくようになると、対話ならぬ「体話」ができるようになりますので、その都度、状態に合わせて養生法を話し合うことができます。

 


実技講習では、部位別に練習を重ねていきますが、毎回のように感じることがあります。それは「基本手技を正しく習得できるかどうかが、何より最初のステップであること」です。

 

身体の構造を学び、対症療法的にツボや手技、関節技を覚えても、手の当て方をひとつ間違うだけで、手技療法の長所が半減すると考えます。

 

目の前にある症状は改善しても、身体の奥底にある「本来の治る力」が発動しないとでもいいましょうか。

 

手技を施す上で理想の手の形をつくり、いかに手を当てるか。

やはりここでも【分解と反復】が出てきます。

 

・理想の手の形をつくる

・手の当て方を学ぶ

 

この課題2つだけをとっても、ご指導させていただく内容はたくさんあります。目の前の課題を極力細かく分解し、ひとつわかれば、何でも反復練習する。

 

地道ではありますが、これが学びの極意だと思います。

 

数ヶ月経ち、1年が経って、振り返ってみると、以前できなかったことが当たり前のようにできていることに気づきます。そのとき、成長した道のりを共有できる仲間がいると喜びが倍増します。

 

学び、学習、稽古、、、

 

できないこと、わからないことにチャレンジすることって、楽しいこと!

 

今年は私にとってもチャレンジの年。

楽しく、中身濃く、まだまだ勉強は続きます。

マンダラチャートを活用して【分解と反復】を繰り返し、基礎知識の土台を作る!?

おはようございます。

本日は中医学探究講座で活用している学習法をご紹介します。

 

これは私自身が過去学んでは忘れ、覚えては忘れ、、、という苦い経験を繰り返しているうちに辿り着いたマンダラチャート式の学習法です。

 

マンダラチャートとは、密教曼荼羅」の絵図を活用したフレームワークです。紙面に縦3×横3=9マスの枠を書き、中心マスにテーマを記入します。次ぎにそのテーマに沿った要素を、順良く周りの8マスに記入していきます。

 

私にとっては、これが「自分が学ぶべき基礎理論の目次=大項目」となり、大きな勇気を得ました。なぜなら、この8つの項目は大雑把ではありますが、歴史認識というスタートから、理論構築のステップを経て、日常における養生というゴールまで、一本の線で結ばれたように感じられたからです。

 

大項目の次ぎは中項目を作ります。こちらもマンダラ形式で8つの要素を絞り出します。最初のうちは8つの項目を集めることに戸惑いますが、徐々に慣れていきます。むしろ、その過程で自分の興味、関心がどのあたりにあるのか気づくことがあってオモシロイです。

一言に歴史といっても、中国だけでなくギリシャやローマ、インド、チベット、もちろん日本についても、様々な国について知識が増えると益々面白くなりますね。

 

他の項目についても同様に、8つずつ要素を集めると合計64個の中項目が出来上がります。

ここまでくると、一見情報量が多すぎるように感じられますが、実は意外とスッキリおさまっています。

 

このようにして一枚の用紙に情報がまとまると、すべてを一度に見渡せる視点ができて大助かりです。必要最小限の情報を、なるべく小分けに分解した状態でインプットし、何度も反復学習する。この流れがちょうど良いと感じています。

 

【分解と反復】で基礎知識の土台を作る。

この学習法の魅力だと思います。

 

その後、講座で話す内容、施術時のアドバイスなど、場面に応じて自在にアウトプットできています。

 

世の中を見渡せば、他にも魅力のある学習法があると思います。これからもアンテナを張りつつ、学びを深めていきたいです。